2005年10月25日

ノー!ブラザー!【イカサマ編】

「ズルイ男」【ちゃ乱Q】

小さい頃はすぐ夢中になる。
帰る時間を忘れて遊びまくったり、
授業中だというのに漫画を書くのに集中したり、
遊びなのに本気になって喧嘩をしたり、
欲しいものがあるとそれしか見えなくなったり・・・

そんなある日我々兄弟が購入していた雑誌、
『STRIKER(ストライカー)』というサッカー雑誌があった。
あれは確か兄が小学6年生、僕が4年生の頃の話。

その雑誌は当時数少なかったサッカー雑誌誌の一つで、
他のサッカー雑誌とは違い、ちょっとした技術的なこと、
教則本的な側面を持ち合わせているのが特徴であった。
我々はサッカーキッズであり、新しい技術を身に付けるのに夢中になっていた。

そしてある日、いつものようにSTRIKERを手に帰宅。
夢中になりページをめくると、あるページに
『マラドーナのポストカード(当誌限定)が当たる』というコーナーがあった。
しかし条件があり、似顔絵コーナーに掲載された暁に、という条件付であった。

厳しい・・・
小4の絵心では厳しい・・・
のどから手が出るほど欲しいマラドーナのポストカード。
しかし似顔絵か・・・

小4といえば、
『あらあら、よくできましたね〜』というご褒美的な路線は通用せず、
かといって僕には『すごい、この子は天才かもしれない・・・』という才能もなかった。
八方塞の状態に陥った。

そして兄も同様、
絵など描けるはずもなくおそらく「小6にしては下手なほう」であったと思う。
兄にしても当時アイドルであったマラドーナのポストカードはかなり欲しかったに違いない。

どうする・・・?
ドースル・・・?

そしてその日の夜、兄が小6とは思えないペテン師ぶりを発揮した。
まず、

@描こうとする雑誌の写真を選定(もちろん抜け目なくマラドーナの写真)
Aそしてその写真の上に半紙のような透けやすい紙をのせ、写真をなぞる。
B今度は下から「葉書」「カーボン紙」「書き写した半紙」の順に載せ、今度はその半紙をなぞる。

そうするとビックリ、写真にかなり近い形で似顔絵が完成!!
あとは適当に「マラドーナ最高!!」とかキャッチーなフレーズを自分で書き加え、終了。

すげえ・・・
こすい・・・
つーか、イカサマじゃん・・・

しかし既に手段を選んでいられなかった、僕も
「俺もやる俺もやる!!!」
とポストカード欲しさに姑息な手段に出ようとした。

がしかし!!!

当然、『これは俺が発明したんだから、お前はダメだよ。』
さらに
『もし使うんだったら使用料で1,000円よこせよ!!』

小4で1,000円は大金だ。払えるわけがない!!
僕は泣く泣くマラドーナのポストカードを諦めたのだった。

・・・そして一ヵ月後

マラドーナのポストカードを片手にわざわざ僕の前で狂喜乱舞する兄の姿があった。



posted by すかんぴんプロジェクト at 11:53| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ノー!ブラザー! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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