2005年09月02日

ノー!ブラザー!【文化祭編】

「学園変国」 【フィンガー4】

夏も過ぎ、秋風を感じられるようになったここ数日ですね。
さて、秋と言えば?!
秋刀魚!栗!読書!運動会!
・・・・・・文化祭!!!

あれは兄が中学校3年、僕が中学校1年の時のお話。
同じ中学校に所属していた我々はもちろん同じ学校の文化祭に参加しなければならない。
といっても中学校の文化祭なので、合唱コンクールや有志の出し物、美術の授業での作品の展示など、だいたいどこの学校でもそんなものであった。
大概が平穏無事に、たいした不平不満も満足感も得られずに終わるのが相場であるが、
僕は一人重たい気持ちを引きずっていた。

なぜなら、

兄が『有志の出し物』のパートでどうやら歌うらしいぞ

という情報が前もって入っていたからだ。
確かにここ最近部活も引退して勉強もするはずがないので暇なはずなのだが妙に帰りが遅かったり、意味もなく筋トレをしていたりと不審な行動が多かったのだ。
噂だと、ギターの弾ける人+歌い手4人という、
まあ簡単に言うと楽器が出来る人に目立ちたがり屋なだけで決して歌がうまいわけではない4人が乗っかった、
という構図であるらしい。
そして当然ながら曲は長渕剛。

そして当然予感は的中。
あぶ刑事の柴田恭兵ばりのサングラスをかけた4人が登場
『(あ〜・・・やっちゃってるよ・・・)』
そして兄の顔には朝家を出るときにはなかった
バンソウコウが鼻の頭に貼り付けられていた。
怪我などしてないのに。喧嘩もできないほど小心者なのに。
『(何のイメージだよ、それ!!??)』
僕の心はイギリスの空のように曇っていった。

そして一人一人自己紹介。
「えーどーも○○です。がんばりまーす。」
と三人が適当に自己紹介。
そして兄。
何を思ったのかいきなり
「ヘイ!!カモン!ツヨシコール!!!!!」
「カモン!ツ・ヨ・シ!ツ・ヨ・シ!ツ・ヨ・シ!」

全校生徒そして保護者の目の前でコールを要求。
体育館にこだまするツヨシコール。
やつの中ではここは武道館であるかのようなノリ。
一人だけズバ抜けてテンションが高い。

そして唯一まともに楽器を弾ける先輩が登場。
ちなみに先輩の名前は確か勇(いさむ)であってツヨシではない。

そして1曲目。アコースティックギターでイントロが始まり歌い始める4人。

「ドーブネーズミ〜、みたいに〜♪」

って、ブルーハーツじゃん・・・!!!
さっきのツヨシコールは何だったんだ・・・・???!!!
そしてサビではステージ上の4人は狂喜乱舞。
「リンダリンダー!!!リンダリンダリンダーアアー!!!!」
どこかの民族のように飛び跳ねまくる。簡単に言うと病気である。

そしてきっとあらかじめ用意されていたであろうサクラ担当にさせられた「いじめられっ子3年生連中」から紙テープが投げ込まれる。
ステージ上はトランス状態。保護者のテンションとのコントラストはくっきりとしていて見事であった。

さすがにその後は長渕剛の歌が続き、
テンションの高い演奏(1人)と下手な歌(4人)が5,6曲を熱唱。
「コツコツとアスファルトに刻〜むぅ〜♪」
アスファルトどころか土の方が多いような田舎しか知らないくせに「とんぼ」を歌う。
「だか〜ら私の恋はいつもぉ〜!!巡り巡って振り出しヨ!!」
そんなにたくさん恋もしてないくせに「巡恋歌」歌う。

そして僕にとって地獄のような30分が終了。

ステージ上の兄。
「サンキューーーー!!!!バイバイ!また会おう!!」
『(会わねーーよっ!!!何様だ・・・??)』
と心の中で突っ込みを入れつつ中学校初めての文化祭は終了。

翌朝。
母が
・・・あの子って、あんな子だったっけ・・・・??
と洩らしていた。
その時僕はこの母を悲しませることはしてはいけないと子供心に誓ったのだった。



posted by すかんぴんプロジェクト at 11:26| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ノー!ブラザー! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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