2007年05月01日

久々復活、ノー!ブラザー!【複雑?骨折編】

あれは兄が社会人、僕が大学2年のころのお話。

そのころ僕はすでに大学生となり、同時に東京での一人暮らしにも慣れてきていた頃だった。
実家での兄からの理不尽な仕打ちや受験勉強をやらなきゃいけないストレス
(やらなきゃいけないという脅迫概念のストレス。やるやらないはまた別の話)、
すべてのものから開放され、もしかしたらそれまで生きてきた中で一番時間があり余裕をぶっかましてた時期であった。


ある夏の日の夜。
一人暮らしのアパートの電話が鳴る。

「ハイ、もしもし」

「おー、○○(僕の名前)か〜?」

…兄だ!兄からだ!

「(…うっ)お、おうそうだよ、何か用?」

「あのさ〜、お前まだサッカーやってんの?」

「一応大学のサークルでやってるよ。週1くらい」

「あ、そ。ところでお前の家のさ、近くの病院で一番大きい病院てどこ?」

「は?何で?…確か○○中央病院、だったかな。なんだよ?」

「いや、じゃあそれでいいや。ちょっと明日今から言う電話番号に電話してくれよ。」

「…意味わかんねえぞ。」

「うるせえ!この電話番号に14時くらいに電話してでた人に『お兄ちゃんお願いしていいですか?』って言えばいいんだよ!!カス!」

「(うわ、意味わからねえし、面倒くせ…)もういいよ、分かった。かければいいんだろ。」

しかたなく電話番号を書き留めるボク。

最後に
「お前、絶対忘れんなよ!!!」と念押しされる。


そして翌日。
約束の時間に学校の公衆電話から言われた電話番号に電話。

ありがとうございます。株式会社○○です。

「(うわっ!兄ちゃんの会社じゃねえかよ!)…あ、私●●(苗字)と申します。お世話になっております。ちょっと兄をお願いしてもよろしいでしょうか…」

「はい、かしこまりました、少々お待ち下さいませ。」

「(会社かよ、なんなんだよ、何がしてえんだよ、あいつ…)」

能天気な保留音とは裏腹に不安が募る。
そして…

はい、もしもし、どうしたんだよ会社に電話なんてしてきて

「??????いやいや、お前が電話かけろって言ったんじゃねえかよ!!!なんだよ、これ?!」

え、なに?本当に?何で?サッカーやってて?

「…??何言ってんの?話の内容が合ってねえよ、何だよ、コラ」

骨折か…動けないんだよな?場所はどこ?

「な、な、何、骨折って???頭おかしくなったか?気持ち悪いな、何だよマジで?!?!?!」

分かった、○○中央病院な、ちょっと会社早退できるか聞いてみて、行けそうだったらそっち向かうわ。

「????おい、おい、言えよ、何だよ?」

それじゃ、お母さんにもちゃんと連絡しておけよ(ガチャッ!ツーツーツー…)」

「……?????何だ、これ」


意味の分からぬ会話で電話が終了。
今の電話の内容にちょっとした怖さと胸騒ぎを覚えつつも、
兄の自宅に電話をしたところで留守電に切り替わるだけであった。

…気持ち悪い、何だったんだ。。。
その後モヤモヤした気持ちで一日を過ごした後、
夜になり、自宅に一本の電話が鳴る。

「ハイ、もしもし」

「おー、○○(僕の名前)か〜?」

…兄だ!兄からだ!

「ちょっと、何だよ、昼のあれは????!!」

「いや〜、わりぃわりぃ!助かっちゃったよ〜。」

「だから何がだって?!」

いやさ、今日長渕のライブだったんだよね〜。すっげーよかったぞ、やっぱ剛だな〜。

「いやいや、答えになってねえよ、天パー野郎。」

まあまあ聞けって、そんな日だっつうのによ、長渕のライブの日だって言うのにだよ?会社から残業やれって言われてたんだよね〜。ホントひでえ会社だよな!!信じられねえよな!

「……」

俺もこんなことやりたかねえけどよ、こうでもしねえと会社抜ける口実がつかなかったってワケ!悪かったね〜。」

「…何で俺なんだよ?!他に口実はあるだろ、バカか」

いや、もう婆ちゃんが危篤だってのは使っちゃったしさ。お前東京にいるし地理的に俺と一番近いじゃん。信憑性あるしな!俺が真っ先に行かなきゃならない理由ができるだろ?

「(ば、婆ちゃん元気じゃねえかよ!?その前に結構嘘ついて休んでんのか、コイツは?!社会人なのに?!)」

「ま、今度1,000円やるよ、今日はサンキュー(ガチャッ!ツーツーツー…)。」

「(い、いらねえ…)」


というわけでまとめると
長渕のライブの日に会社から前もって残業の指示をされ断る理由としてさすがに「長渕のライブがあるんで」とも言えないから、自分が残業をしないで済む理由(というか抜け出す口実)を考えた結果同じ東京に住む弟がサッカーをやっておりさらに運悪く骨折をしてしまい東京で一人暮らしの弟にとって近くに住む唯一の身内として兄に電話をし助けを求めて来たので頼りにされた兄は弟が連れてこられた病院に真っ先に向かう必要がありそもそも残業などしていられないやむをえない理由ができた、

ということだ。ホントだったら美談として語られることだ、
が、惜しむべくはそれがすべて「嘘」だということだ。





posted by すかんぴんプロジェクト at 19:07| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ノー!ブラザー! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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