収録時はいつも行き当たりばったりで「不二子ちゃんを探せ」や「歌い人のコーナー」、「星雄三の5つ星」などを探り探りで収録を行っていたところ、
不二子ちゃんなど見つかる訳もなく・・・
歌い人は何故か同じ声・・・
星雄三は声が小さく・・・
反響メールなども来るわけもなく・・・
最終的にはネタがなくなり・・・
という現実の厳しさに直面していてた頃
『続けられるようなコーナーを作らなきゃダメだな』という
最初から気づいておかなければならないようなことにやっと気づいたのだ。
そこで始まったのが
『銅像をどうぞ〜』
というミニコーナー。
そもそもの収録参加率が何故か高かったいちもつとにもつが担当することに。
「銅像マニアっていう設定で、全国のしょーもない銅像を真剣に語ってみよう」
というしょーもない企画であったが今やヤンスタを代表する迷コーナー、長寿番組へと成り上がっている。
収録日、
「そういえばコンビ名ないじゃん?」
「ホントだ。必要ですかね?」
「銅像だから『ブロンズ』でいいんじゃね?呼びやすいし。」
「お、呼びやすいし良いですね。」
という長時間の白熱した議論。
意見の食い違いによる衝突。
雨の校舎裏で殴りあったあの日・・・
かくしていちもつ&にもつのコンビでこの後歴史に名を残しはしないが個人的な思い出には残るであろう(記録より記憶)、
『ブロンズ』
が誕生したのだった。
そしてブロンズが後に快進撃を続けることとなる
『ブロンズの銅像をどうぞ〜』
の幕が開いたのであった。
《続く》